博多の歌

博多には博多独特の歌があります。博多っ子にはおなじみの歌です。

●博多祝い唄
この唄が出ると宴席はお開き、司会者に勧められても退席するのが常識となっている。
歌詞は必ず3番まで唄う。 元唄は“伊勢音頭”というのが定説。唄のあとは手一本を入れてしめくくる。
博多手一本「ヨォー シャン シャン まひとつ シャンシャン 祝うて三度 シャシャン・シャン」

※( )は、よみがなです。
1. 祝いめでたヤナ 若松様よ 若松様よ 枝も栄ゆりゃ 葉もしゅげる
エーイショーエ エーイショーエー ショーエ ショーエ  ア  ショーンガネエ
アレワイサソ、エーサソエー ションガネエ
2. こちの座敷は祝いの座敷 祝いの座敷 鶴と亀とが 舞い遊ぶ《以下前に同じ》
3. こちのお庭に井戸を掘れば 井戸を掘れば水は若水 金が湧く《以下前に同じ》
4. さてもみごとな櫛田の銀杏(ぎなん) 櫛田の銀杏(ぎなん) 枝も栄ゆりゃ 葉もしゅげる《以下前に同じ》
5. 旦那大黒 御寮(ごりょん)さんな恵比須(えべす) 御寮さんな恵比須 でけたその子は 福の神《以下前に同じ》

●黒田節
元々は、筑前今様として黒田藩士に愛唱されていたもので、歌詞は百首以上にも及ぶという。
曲は、越天楽の平調から出ている。黒田節の名になったのは昭和3年、NHKの全国中継(ラジオ)の
折名付けられた4番唄は婚礼の時に用いる。

1. 酒は呑め呑め 呑むならば 日本一(ひのもと)のこの槍を 呑みとるほどに 呑むならば
これぞまことの 黒田武士
2. 皇御国(すめらみくに)の 武士(もののふ)は いかなる事をか 勤むべし ただ身に持てる 真心を
君と親とに 尽くすまで
3. 峰の嵐か 松風か 尋ぬる人の 琴の音(ね)か 駒をひかえて 聞く程に 爪音(つまおと)しるき 想夫恋(そうぶれん)
4. 君の晴着のお姿を 寿祝う鶴と亀 松竹梅のよろこびを 幾千代(いくちよ)までも祈るらん

●正調博多節
歌詞だけを見たり、聞いたりするとなかなか粋だが、実際唄うとなかなか難しい。
転勤節と異名がある。覚えた頃には次の任地へ。正調博多節と命名されたのは大正8年です。

1. 博多帯しめ 筑前しぼり 歩む姿が 柳腰
2.

(みさお)たて縞(じま) 命も献上 固く結んだ博多帯

3.

博多へ来るときゃ 一人で来たが 帰えりゃ人形と二人づれ

4.

筑紫名所は 名島に宰府(さいふ) 芥屋(けや)の大門(おおと)の朝嵐



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